「おかたづけはどうしてしないといけないの?」子どもが自ら片付ける習慣がつく3つのポイント 保育士直伝!

子育ての悩み

子どもは遊ぶことが大好き!ままごとやブロック、お絵描き、折り紙など…もっともっと遊びたい!でも大人は「いま遊んでいるのを片付けてから次のおもちゃを出してね」と声をかけてしまいがち。大人にとって「片付ける」という遊びのルールを子どもたちが理解するにはどうすればよいかのお悩みを解説します!

子どもは遊びの中から学ぶ

外遊びでも室内遊びでも子どもたちはいつも遊びの天才です。

お母さん
お母さん

うちの子はおもちゃが大好き。元気いっぱいなのはいいけれど、遊んだ後は散らかしっぱなし…片付けが習慣づくにはどうしたらいいかしら…?

まろん先生
まろん先生

子どもは遊びの中から日々いろんなことを学んでいますよね。集中力や創造力、友だちと一緒に力を合わせる協調性など遊びによって育まれることはたくさんあります。でもお片付けの習慣が身につかないのはどうしてなのでしょうか?

そのお悩み解決いたします!

       

「片づけしなさい」は子どもにとって無意味

子どもが片づけをしないのは、片付ける必要を感じていないからです。もしくは片付けが楽しくないから、またはどうやって片付けをするのかわからないからです。

でも親としては遊んだおもちゃを片付ける習慣は身につけて欲しいですよね。

子どもが自ら片付けができる3つのポイント

①片付けやすい環境設定

 お片付けとは、「元の場所に戻す」ということです まずおもちゃを入れるカゴや箱などの入れ物を用意しましょう そしておもちゃを種類ごとに仕分けします 分類したおもちゃを入れ物に入れていき、どこに何が入っているかがわかるよう、おもちゃの写真やイラストを入れ物に貼っておくといいですね(子どもと一緒に行うと効果抜群です)  

そして、子どもが出し入れしやすい場所におもちゃを収納します 入れ物にはフタがないものの方が片付ける動作が少なくていいですね また入れ物におもちゃがパンパンだと取り出しにくいので、少し余裕を持って8割くらいにしておくのがいいです

②子どもの自己決定

1日の中で片付けるタイミングを子どもと一緒に考えます 朝出かける前、夕飯の前、入浴の前など、決めるのは子どもに任せるといいですね 毎日同じ時間にしておくことで見通しを持って生活できるようになり、次第に自分で片付けをする!と言う気持ちが強くなっていきます

片付けると、部屋がスッキリして気持ちがいいことを実体験できるようにしましょう 子どもが自分で片付けた実感がないと、親に言われないと片付けられない、いつも褒められないと片付けられないということになるかもしれません 「自分が使ったものは自分自身で片付ける」という意識が芽生えるように導きましょう 繰り返し行うことで整理整頓が習慣づいていきますよ

③親からの言葉のお手伝い

片付けを子どもに任せっぱなしだといつまでも時間がかかったり、また遊び出したりしてしまいます 4、5歳で片付けに10分以上かかるのは見直しが必要です(量が多い?戻し方がわからない?)親が「一緒に30数えるまでに終わらせよう!」「お父さんやお母さんとお片付け競争しよう!」などと誘い、楽しい雰囲気で行なうことで子どもがぐんとやる気になると思います 慣れるまでは親も一緒に片付けをします

成長に合わせてステップアップしましょう!

子どもが自分で片付けられるようになってきたら、親は徐々に子どもの自主性に任せ、自分の身の回りの物は自分で管理できるようにお手伝いしましょう 次第に行動力が芽生えてきて、やるべきことの優先順位が自分で決められるようになっていきます 子どもが自身で片付けをしても、つい「もっときれいにしたら?」「もっと片付けやすくすれば?」と、口を出してしまいがちですが、大人のルールを押し付けすぎると、せっかくの子どもが「自分でやろう」という気持ちを摘んでしまいます 子どもの成長、毎日の積み重ねにより片づけの仕方も細分化されていきますよ

必見!「イヤイヤ期」の子どもと一緒に、楽しくお片付けをするアイデア

イヤイヤ期(2歳前後)や3歳くらいの子どもには「片付けの大切さ」がなかなか伝わりません。まず片付けが習慣づくために、親子で楽しく行える方法をご紹介!

好きな曲をかけてお片付けをする

子どもの好きなヒーロー「○○マン」の主題歌や好きなアニメの曲をかけて「この歌が終わるまでにお片付けしよう」と親子でノリノリで片付ける

「天国と地獄」「カルメン」などの曲にのって楽しく片付けるのもおすすめ

好きなフィギュアやぬいぐるみをよく見えるところに置く

子どもの好きなものを置き「○○マン、見ててね!」と片づけを頑張っているところを見ていてもらう

片付け後のお楽しみの物を、見える場所に用意しておく

おやつやジュース、この後出かける場合はカバン、帽子など、片付け後にする楽しいことに期待して、お片付けができるようにする

大まかな年齢別 片づけられるおもちゃの量の目安

1歳児…いま手に持っているおもちゃ

2歳児…遊んだ記憶がはっきり残っているおもちゃ(身の回りにあるもの)3〜5個

3歳児…1、2時間のうちに遊んだおもちゃ10個前後

4歳児…友達と一緒に同じ場所で遊んだ場合、自分が使っていなくてもその場をきれいにできる

5歳児…複数の友達と協力して片付けることができる、机の上や下、物の陰に落ちているものにも気づいて片付けることができる

お母さん
お母さん

3つのポイント、早速試してみるわ!これでうちの子もお片付けが楽しく習慣づきそうだわ!

まろん先生
まろん先生

片付けさせたいからといって、つい「いつまでも片付けないならおもちゃを捨てちゃうよ!」と言うのは禁物!子どもの伸びる力を奪ってしまいます。言いたくても我慢我慢!

楽しく遊んで、楽しくお片付け!子どもの気持ちになって、頑張ったところを褒めてあげてくださいね

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